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三鷹・吉祥寺エリア深夜ライフスタイル情報

【なぜ無人なの?】24時間営業、三鷹の「無人本屋」には驚きのドラマがあった!

めぇこ

YOLULUプランナー:めぇこ

沖縄出身、好奇心旺盛なアラサーOL。

こんばんは。
昨年から中央線沿線の「西荻窪」に住み始めためぇこです。

西荻窪は古本屋が多いことで有名で、夜の23時まで開いている古本屋があったり、遅い時間まで本が読めてうれしいわぁ~(ドヤ顔)と思っていたのですが、同じく中央線沿いに24時間営業、そして無人の古本屋があるとの情報を聞きつけたので、取材をさせていただくことに。

本屋の名は『BOOKROAD』。

三鷹駅から徒歩約12分、地域の住民が行きかう三谷通り商店街の一角にあります。

静かな通りにぽつんと光るおだやかな店内の光。お店の場所が確認できてほっとしたところで、店主の中西功(以下、中西さん)と合流しました。事前にお店について調べたところ、お店に本を寄付する方も多いとのことだったので、私もお譲りする本を2冊、持参しました。すると本日は、先に本をお譲りしている方が2名も!

寄付してくれる方のための木箱も用意されています。

また、店主が不在の「無人本屋」のため、手書きでメッセージを残していく方もいるそうです。

「『BOOKROAD』は元々、僕の自宅にあった蔵書を販売する予定でしたが、今ではそれだけでなく、多くの方から本を譲っていただいています。僕から「本をください」と呼びかけたことはないのに、不思議ですよね」とにこやかに話す中西さん。

近隣には武蔵野美術大学があるため、美術や建築、デザイン関連の本や、近隣の主婦と思われる方から料理本などの寄付が特に多いそう。中には「このお店に合う本を選びました!」と、まるでお店にプレゼントを贈るように寄付をしてくれる方もいらっしゃるとか!

また、この時期(取材日は2019年3月)や年末は、引っ越しや片付けのシーズンでもあるため寄付の数も多いらしく、取材の前の週には段ボール数箱分(!)もの寄付もあったそうです。

お店について気になることがたくさんありますが、まずは店内やどんな本が売られているかを見てみることに。

本がお店でくつろいでいるかのように、ゆったりとした間隔でおかれています。

おいしそうなレシピ本やキャッチーなタイトルの本、そしてめぇこが気になっていた本を見つけたので購入することに!

うれしい偶然に取材中ながらもウキウキ。図々しいアラサーライターとは私のことです。

「無人本屋」と聞いて、お会計はどうするんだろうということが疑問のひとつでしたが『BOOKROAD』ではガチャガチャの機械でお支払いをする仕組み。


ガチャガチャ機は300円と500円の2種類があり、本の後ろに貼られた値段に沿ってカプセルを購入します。今回めぇこが選んだ本は300円!久しぶりにガチャガチャの機械を回すのもなんだかワクワクします! 本の価格は300〜800円なので、ガチャガチャを1回または2回回せばOK。また、カプセルの中には本を持ち帰るビニール袋が入っているので、バッグを持っていない方や、自転車で来た方にもうれしいですね。

ほしかった本も購入できたところで、お店について中西さんにお話を聞いてみました。

なぜ無人なんですか?

めぇこ
めぇこ
なぜ無人の本屋を始めようと思ったのですか?
中西さん
中西さん
僕は大学時代から読書をするようになり、数年で自宅の本は約1,000冊になりました。元々本屋をつくりたい想いはあったのですが、本屋をはじめるにあたっては、販売する本の冊数やお店の立地、希少価値のある本がおいているかなどがお客さんが来る要因だと思うんですが、僕はどれにおいても勝てない。何かちがう要素で勝負する必要があったんです
中西さん
中西さん
そこで思いついたのが、田舎にある無人の野菜売り場のように、地域の人たちを信頼して無人の本屋をつくることでした。それに「無人本屋」って何だか面白いんじゃないかと思って。大人になると、良いアイデアを思いついたとしても実際に行動を起こさずにいることも多いですし、”社会実験”として実際に作ってみて、地域の方々や世の中の反応をみてみたかったんです
めぇこ
めぇこ
たしかに、地域の方を巻き込んで無人本屋を盛り上げていくのは面白そう! それに、無人本屋であれば、会社に勤めながら運営することができますもんね
めぇこ
めぇこ
しかし、無人であれば、本が盗まれることはないのでしょうか。これだけ素敵な本がたくさん並んでいるので心配になってしまうのですが…(私が持ってきた本、盗まれないですかね)
中西さん
中西さん
お店がオープンしてから6年、本が盗まれたことはありません。お店は商店街にありますし、近隣の人々の生活道路なので、悪さをするような方はあまりいないんじゃないかと思います。むしろ「ガチャガチャの機械がこわれていたので、機械の裏側にお金をはさんでおきました」とか「お店を掃除しておきました」と連絡をくれる人もいたりするくらい
中西さん
中西さん
無人だけど、だからこそ「この場所を維持していきたい」という、『BOOKROAD』にかかわる”人のあたたかみ”でできている本屋なんだと思います

本はアイデアを得るもの。

お店についてのインタビューを終えた後も「中世ロシアの笑い」や「大分県のしいたけ料理の本」など、タイトルからして内容が気になってしまう本のことを教えてくれた中西さん。

「中世ロシアの笑い」ってコアすぎやしませんか? めぇこはツボが浅いので、“現世”だったとしても笑ってしまいそうです(聞いてない)。

本はじっくり読み込むというよりも、アイデアを得るものと考えているそう。そんな中西さんのアイデアと『BOOKROAD』にかかわる人たちのことを考えると、私も何かできることはないかという気持ちがわきあがってきました。

そして、中西さんは2019年4月で勤めていた会社を退職され、三鷹のお隣・吉祥寺に、間借り本屋を含めた複合施設をつくるそう! その場所は吉祥寺の中でも人通りの多い、通称”東急裏”で長年愛され続けた洋食店の跡地。めぇこが東京に出てきたばかりの頃にも行ったことのあるお店でした。

あまりの偶然に驚き、テーブルのコーヒーをこぼしそうになったはさておき、その複合施設では、本屋をはじめたい人を応援するための「間借り本屋」をはじめ、ワークショップをやるスペース、イベント開催を予定しているそうです。

「『BOOKROAD』をやってみて、本屋を運営するのはとても面白いなと感じました。それで、みんながもっと“スモールビジネス”をやっていけたらいいなと思ったんです。よく“最初の一歩が難しい”と言いますが、僕は“0.1歩でもいいじゃん”って思います。最初からお店を持つのがむずかしくても、間借りなら挑戦できる可能性が広がるでしょうし!」と笑顔で話してくれました。

人は最初から大きな進歩を目指そうとして途中でくじけそうになるものですが、ほんのすこしだけでも「すすむこと、やってみること」が大切なんだ、と勇気をもらいました。

吉祥寺に「本屋をシェアする文化」の発信基地を作りたい。
https://readyfor.jp/projects/x4

三鷹の商店街で人々に愛される『BOOKROAD』。

そのあたたかさはこれから隣駅の吉祥寺をとおり、お店にかかわる人たちのあたらしい”道”へとつながっていくのでしょう。

BOOKROAD
住所:東京都武蔵野市西久保2-14-6
連絡先:bookroad.mujin@gmail.com
営業時間:24時間
定休日: 無休
オフィシャルサイト
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ABOUT ME
めぇこ
沖縄出身、好奇心旺盛なアラサーOL。趣味は散歩とおいしいものさがし。好きな言葉は「大盛り無料」です。

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