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新宿エリア深夜エンタメ情報

【土曜21時半開演】1,000円で大笑い! 新宿・末廣亭の「深夜寄席」に行ってみた。

めぇこ

YOLULUプランナー:めぇこさん

沖縄出身、好奇心旺盛なアラサーOL。

日本の伝統芸能の中でもユーモアにあふれ、人々を和ませてくれる「落語」。テレビなどで観たことはあっても「寄席に行くのはなんだか敷居が高そう…」と思っている人も多いのではないでしょうか。

そんな「落語」ですが、実は1,000円で気軽に観ることのできる寄席があるのです。それも毎週土曜、夜9時半から。今回はその「深夜寄席」が開催されている、新宿の「末廣亭(すえひろてい)」に行ってみました。

約50年前、「深夜寄席」が始まった!

末廣亭は明治30年に創業した、都内にある4つの定席寄席のひとつです。そんな長い歴史のある末廣亭で、1971年に「深夜寄席」が始まったそうです。そのあたりの事情を、末廣亭広報の林美也子さんにお聞きしました。

「落語家には、真打ち、二ツ目、前座、前座見習いと、4つの階級があります。真打ちの一歩手前である二ツ目は、師匠の家や楽屋での雑用がなくなり、自分の芸を本格的に磨いていく時期になります。しかし、末廣亭の通常の高座(舞台)に立つには敷居が高く、とはいえ、客のいないところでやっても芸に磨きがかからない、という二ツ目の悩みを聞いた当時の店主・北村銀太郎が、夜の部が終わった後に会場を貸し出したことがきっかけで、1971年に「深夜寄席」がスタートしました」(末廣亭広報・林さん)

当時は200円という破格の値段だった「深夜寄席」はまたたく間に人気となり、1989年には500円、2018年には1,000円と値上げをしたものの、その人気は衰えることを知りません。「深夜寄席」には落語通の方だけでなく、OLや学生、若い女性のお客さんも多く訪れているそうです。

土曜21時30分開演の「深夜寄席」に行ってみました!


「深夜寄席」は毎週土曜日の21時30分から開演です。席が自由席のため、早めに席を確保するべく20時30分過ぎに行ってみると、すでに行列が!

21時を回るころ列も長くなり、これから出演する若手(二ツ目)や前座の皆さんが列を整備したり、チケットのもぎりを行います。チケット代は1,000円(税込)。現金手渡しで支払います。

このように、準備や運営も若手がすべて行うのも「深夜寄席」の特徴です。

毎回4名の二ツ目が高座に立ちます。

この日出演するのは、柳亭市江さん、柳家花飛さん、柳家圭花さん、三遊亭たん丈さんの4名。基本的には毎回4名の二ツ目が高座に立ちます。入口には当日出演する方の似顔絵も飾られていて、「先ほど行列の整理をしていた方も出演されるのか!」とワクワクしてきました。

とても寒い日でしたが、会場はたちまち満席に。

会場のサイドには畳の席もあり、お茶を飲んだり、お弁当を食べるのもOKだそうです(※深夜寄席の時間帯は売店が閉まっているため、飲食物が必要な方はご持参ください。アルコール類は持ち込み不可となります)。

21時30分、いよいよ開演!

最初に登場したのは柳亭市江(りゅうてい いちえ)さん。演目「熊の皮」はいわゆる「艶笑噺(えんしょうばなし)」(※色っぽい噺のこと)で、市江さんの深みのある声にドキドキしながら聞いていると、最後のオチで思わずニヤリとしてしまいました。

次に登場したのは柳家花飛(やなぎや かっとび)さん。前座時代の名前(なんと「フラワー」という名前だったそう!)の紹介からはじまり、演目の「ちょう災難」では、ダイナミックな身振り手振りでもお客さんを惹きつけていました。

3番目は柳家圭花(やなぎや けいか)さん。前に登場した花飛さんは圭花さんの兄弟子さんです。この日はセンター試験だったので、センター試験にからめた枕(本題への導入部のこと。自己紹介をしたり、本題に入るための流れを作る)を披露。演目の「松山鏡」では、それぞれ別の方が演じているのかと思うほど、登場人物の個性がしっかりと伝わってきました。

トリは、三遊亭たん丈(さんゆうてい たんじょう)さん。落語界の人手不足で、シルバー人材センターから老人が前座として派遣されてくるという設定の「老人前座じじ太郎」はブラックジョークがさく裂で、落語界の様子をイメージすることもできる噺(はなし)でした。

4名の噺に夢中になっていると、あっという間に1時間半が過ぎていました。面白かった!

「深夜寄席」について、噺家さんにお聞きしました!

この日出演された4名の内の一人、柳家花飛さん(以下、花飛さん)にお話を伺うことができました。花飛さんは2015年から「深夜寄席」に出演しているそうです。

「『深夜寄席』には、私の師匠である柳家花緑も二ツ目の時に出演していたと聞き、芸を磨くには最適な場だと思います。他の二ツ目の噺を聞いて学ぶことも多いですし、トリでしかできないようなネタを披露できるのもうれしい。お客さんも『若手を応援したい!』という落語通の方から、落語がはじめての方、通りすがりでふらっと来てくれる方までさまざまです。また「落語」は、ほかの伝統芸能と比べて予備知識がいらないので、これまで落語を観たことのない方でも気軽に楽しんでほしいですね」(柳家花飛さん)

本日の演目はこちら!

会場を出ると、「本日の演目」が書かれたボードを持って、二ツ目の皆さんが見送ってくれました。このような手書きの温かみも「深夜寄席」の魅力かもしれません。

新宿でご飯の後に気軽に立ち寄れる「深夜寄席」。落語歴ほぼゼロの私でも、敷居の高さを感じることもなく、たくさん笑っちゃいました! 土曜の夜のひと笑い、リフレッシュできること間違いなしです。

新宿末廣亭
住所:東京都新宿区新宿3-6-12
TEL:03-3351-2974
休業日:12/30、31

【深夜寄席】
毎週土曜日:21:30~23:00
料金:1,000円
※当日出演者が変更になる場合があります。悪しからずご了承下さい。
※当日のお電話でのご確認は
 03-3351-2974までお願い致します。
オフィシャルサイト

【通常営業】
開場時間:11:40
昼の部:12:00~16:30
夜の部:17:00~21:00

料金:一般  3,000円
   シニア 2,700円(65歳~)
   小学生 2,200円
   学生  2,500円

YOLULUプランナー
めぇこ
沖縄出身、好奇心旺盛なアラサーOL。趣味は散歩とおいしいものさがし。好きな言葉は「大盛り無料」です。

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